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ワンポイントアドバイス 世界史

世界史

 

国立大学―

世界史の出題範囲は広いのですが、大学入試センタ―試験で重視されている分野は、ヨーロッパ史と中国史です。この分野は必出ですが、最近の傾向として、アジア・アフリカ・インド・イスラム史なども広く出題されるようになりました。また第一次大戦以降も重要な分野といえます。二次試験では、欧米の近代史と第一次大戦以降の出題が高いのですが、といってもちろん分野を限定できません。 また記述・論述式の出題があり、なかには400字という小論文なみの出題もあります。

 

-私立大一

各大学によって出題傾向の特色が見られるますが、全体的に見れば、 欧米と中国が中心であり、時代も近代以降のものが主流です。一般に小問形式で幅の広い基礎的な知識を問い、大問として欧米・中国の近代史をとりあげるとか、 テーマ史・地域史などを扱うことが多いです。記述式は少なく、あっても20~30字程度が多いです。 -

世界史の勉強は、歴史の流れをつかんで、基本事項をしっかり理解することが先決です。ただし歴史的事項の羅列になっては困るので、アテネの政治、ロー マ帝国の成立、フランス革、イギリス立憲政治の発達など、テーマをまとめていくようにしましょう。そしてこの因果関係、経過などを整理することが望ましいでしょう。

世界史ではあまり細部にわたる問題は出ないので、教科書に出ている用語・ 人名・地名などを覚えればじゅうぶんです。中には辞典でしらべなければ、 出てこないような細かい出題があるがいっさい無視することです。(この部分を得点しようとすれば間違いなく失敗します。)ただしそれでも、かなり膨大な量です。しかもなじみのない人名・地名などが多いので、かなり時間がかかります。

暗記用に入試問題などを集めた問題集を使う方法をすすめたい。しかし ここで、ただ丸暗記するのではなく、歴史の流れと関連させながらおぼえ、ひとつの用語からそのつながりをひろげていくようなおばえ方をしましょう。またまぎらわしい用語や人名があるので、類似したものを集めて整理するようなことも必要です。思い違いによるミスは入試でかなり多いはずです。

 

記述式・論述式の出題があるところは、特にこれを重点的にやります。これは実際に書いて練習をしてする以外にありません。